フィレンツェの冷たい伝統菓子「ズコット」でコースを〆て！
イタリア・トスカーナ地方発祥の「ズコット」は、ルネサンス期に生まれた500年以上もの歴史を持つ伝統的なスイーツ。16世紀中ごろフィレンツェで、建築家、彫刻家、画家、軍事技術者、演劇デザイナーであったベルナルド・ブオンタレンティがメディチ家のために創作したとされています。ブオンタレンティは氷に硝石を加える食品冷凍技術の発明者としても知られています。
ホールだとドーム型の特徴的な形は、カトリックの神父が被っている「ズッケット」と呼ばれる帽子をイメージして作られたとも言われております。また、15～16世紀の兵士のドーム型の金属製兜「ズッコット」が由来ともいわれています。
しかし、当時はそれほど冷凍技術が発達していなかったことから作ることも、食べることも減りズコットの存在は忘れられていたみたいです。それを1950年、16世紀のレシピをもとにフィレンツェの老舗洋菓子店「シニエ」が復元したことにより現代でも、楽しまれている歴史あるお菓子です。
なので、ズコットは昨今流行っているアイスケーキの先駆け的存在ですね！
クリマ ディ トスカーナでは毎年この時期に、クラシックなズコットを提供してます。リコッタクリームをベースに造った、半分凍ったという意味の「セミフレッド」です。旬の果物を混ぜ込んで様々な味わいを楽しんでいただきます。今はあおもりカシスをマルメッラータ(自家製ジャム)に仕立て、リコッタクリームとイタリア産ピスタチオを合わせて用意しております。
これから栗が美味しい時期に入ります。栗のセミフレッドも美味しそうですね。
まだまだ、暑い日が続いておりますが、クリマ ディ トスカーナでひんやりとしたズコットを食べて流行に先乗りしませんか？
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